すぐに治したい指先のパックリ割れやカサついて痛い手湿疹

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空気が乾燥する冬場は、毎年のように指先がパックリひび割れて血が出てしまう、という人も少なくありません。指先は思った以上に油分がなくなりやすく、空気が乾燥しだす秋口から対策が必要です。

また、家事や手を摩擦する機会が多い仕事をしている人は、季節を問わずちょっとしたきっかけで手荒れを起こすことがあります。

今回は色々な手荒れの原因と対策をご紹介します。ちょっとでも早く治して、手荒れストレスから解放されましょう。

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レビュー記事はこちらをご覧ください

指先のぱっくりと鼻の下の粉吹きにティモティアを使ってみました
今年の冬は奇跡的に指先パックリにならなかった私ですが、中学生の娘がパックリしてしまいました(´・ω・`) 出来るだけ早く治して...

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乾燥時に起こる指先のパックリ割れの原因

指先がパックリ割れる原因は大きく3つの要素があります。

1.血行不良
冬場などは気温が下がってくると、指先やつま先などの末端は血行不良になりやすい状況になります。血行不良がおこると末端の細胞に栄養がまわりにくくなり、乾燥によるひびやあかぎれなどが修復できにくくなります。

2.皮脂の不足
水仕事や指先を摩擦するような作業では、皮脂が不足した状態になります。通常であれば、洗顔や手洗いの後は4時間ほどかけて皮脂が補充されますが、冬場にお湯を頻繁に使うようになると、皮脂の補充が間に合わなくなり、慢性的にな皮脂不足になります。

3.乾燥による角質の硬化
肌が乾燥すると角質層が硬く裂けやすくなり、ぱっくり割れがはじまります。ひび割れが悪化してしまうと、ひびが治りきれないうちにくり返し割れてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

手荒れがひどくなり、痛みやかゆみがすと治りづらくなります。何度も繰り返す場合は、単なる手荒れとあなどらず、悪化する前に皮膚科で治療をうけましょう。

指先の手荒れが悪化すると「進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)」になることも

ただの乾燥から、一歩進行してしまった手荒れの一種の症状を、進行性指掌角皮症といいます。主婦湿疹とも呼ばれていますが、主に利き手でよく使う、親指、人差し指、中指が発症しやすく、症状としては指先などが乾燥したあとに赤くむけて、皮が薄くなります。

進行性指掌角皮症が進行すると、皮膚が硬くなってひび割れをおこし、指紋が消えたりします。徐々に進行して両手に広がり、手のひら全体にあかぎれがおきて、家事や仕事が難しくなることもあります。

手の摩擦が多いなどが発症の発端ですが、もともとアトピーなどのアレルギー要因を持つ人に多くみられます。

手荒れを早く治すポイント

手荒れは保湿が基本ですが、かゆみを伴う場合はまずかゆみを抑えることが第一です。症状がひどいときは、水仕事を極力避けるなどのガマンも必要です。

痛みやかゆみの症状を改善するために、ポイントを抑えて集中的に治療しましょう。赤みや皮膚の盛り上がりなどが消えるまでが集中治療の目安です。

傷みやかゆみを抑えるには、炎症を抑え肌を空気に触れないようにする

はじめにかゆみを抑えると、皮膚の状態は悪化しません。逆に、かゆみをおろそかにして放置しておくと、掻き壊して皮膚が刺激を受け、ますます悪化するという悪循環に見舞われます。

かゆみの原因は、肥満細胞や角化細胞から分泌される「ヒスタミン」などの成分で、皮膚だけでなく血管内皮細胞にも伝達されます。

また皮膚を掻き毟る刺激で、表皮から神経ペプチドが放出されます。神経ぺプチドが出てくることで、表皮がむくんだように腫れたり、ますます神経が過敏になったりします。

よって、かゆみを抑えてそれ以上肌に刺激を与えない事が一番重要になるのです。

かゆいとき、かゆみを抑えるクリームを一番にぬる、という人もいますが、かゆみをとるにはまず肌がもった「熱」をとることです。
保冷剤を使うと、すばやく熱をとることができ、同時にかゆみを感じる神経を麻痺させてかゆみを鎮めることができます。

さらに保冷剤を当てることで、外気との接触を遮断することにもなります。かゆい部分は上記のように神経が過敏になっているので、空気も刺激物になります。

保冷剤で急速にかゆみを抑えることができたら、そのあとにスーッとしないタイプのかゆみ止めをぬりましょう。

スーッとする成分は、l-メントールなどの清涼成分であり、かゆみをごまかしてくれますが、掻き毟って痛んだ肌に使うとヒリヒリして逆効果となります。

はじめは「ワセリン」を使うと補修力がアップ

手荒れには、ひび割れなどにぬっても刺激を感じないタイプのクリームがおすすめです。尿素が入ったタイプのクリームは刺激が強いので、ひび割れや出血した手荒れにはしみることが多いので、避けましょう。

手荒れにおすすめはワセリンです。薬局で手軽に手に入れることができるし、肌への刺激も少ないので止血につかうこともできます。

ワセリンの弱点は使用感がべとべとすることです。塗った後にさらっとした使用感がいいという場合は、日中はジェルタイプを、寝る前はこってりしたクリームタイプを使う、と使い分けするとよいでしょう。

ジェルタイプのハンドクリームは、使用感は良いですが保湿の点ではクリームタイプに劣ります。水仕事が終わり、手を濡らすことがない寝ている間はクリームタイプでしっかりと保湿するとよいです。

病院に行く目安と処方される薬

ただし、手荒れの症状が両手に広がったり、傷が深くなったりしりと悪化しだしたら迷わず皮膚科に行きましょう。

手荒れといえど、悪化すれば市販のお薬だけではうまく治らないことが多いのです。

皮膚科では、化膿がひどれば菌を殺すために抗生剤の塗り薬や飲み薬が処方されることがあります。

化膿がひどくなければ、炎症を鎮めるためにステロイドの外用薬が処方されます。よく、「患部に薄く塗ってください」と言われることがありますが、ステロイドは薄く塗ると本来の効果を発揮することができません。

べとつきを感じるくらいぬらないと、本当の効果を得ることができないのです。薬剤師でさえ、このことを理解していない人がいますが、効果がうすいままダラダラと長期使用することこそが、副作用を及ぼすのです。

短期間でしっかりと治すために、ステロイドは厚めにぬる、ということを守りましょう。

保湿した後は空気の乾燥や水の刺激を遮断する手袋を使う

かゆみ止めや、保湿剤をぬったらしばらく手袋をしておきましょう。水仕事をする時だけゴム手袋を使う、という人もいますが、ゴム自体にかぶれたり、皮膚のバリアが壊れて汗やゴムにかぶれてしまう人もいますので、ちょっとした工夫が必要です。

たとえば、ゴム手袋を使うときは、患部にガーゼを付けたり、先に綿やシルクの手袋をした上からゴム手袋をつけたり、とした方が安心です。

間に挟んだ布材によって、汗を吸い取ることもできますし、患部が直接ゴムに触れてかぶれたりするリスクがなくなります。

また、水仕事をしないときでも綿やシルクの手袋をつけておくと、外気に触れないのでかゆみを感じにくく、表皮の乾燥もぐっと減ります。

手袋の素材は、綿の方がコストは安くすみますが、シルクだと通気性に優れていて肌への刺激も少ないのでおすすめです。

ステロイドも保湿クリームもマメに塗らないと意味がない

手荒れの対策としては、保湿クリームをぬるのが一般的ですが、水仕事などが多い方は、手を洗うたびにこまめに塗ることを忘れないようにしましょう。

保湿クリームは、水仕事で簡単にとれてしまいます。冬場であればお湯を使うので、ますます皮脂がとれてしまいます。

めんどくさがって薬も保湿クリームも取れてしまったままだと、非常に無防備な手荒れを放置していることになります。

使いやすい所に常に保湿クリームを置いておくなど、工夫をして塗り忘れがないように注意しましょう。
皮膚科に行くと、ステロイド外用薬が処方される場合がありますが、まちがった使い方をするとよくなりません。保湿クリームと同じく、手を洗ったり水仕事をした後はこまめに塗り直しをしましょう。
手のべたつきが気になる人は、前述の綿やシルクの手袋を使うと触ってもべたつきが移らずに、しっかり保湿できます。

手を濡れたままにするとますます皮脂が奪われる

手を洗ったあとは、しっかり水分を拭き取ります。濡れたままにしていたり、水分が残っていると水分が蒸発するときに一緒に保湿成分まで蒸発してしまいます。

見落とされがちですが、洗濯ものを干すときなども同じように手の水分が蒸発します。水仕事の時と同様に手袋をして干しましょう。手荒れの治療中は、水に濡れたままの手を外気にさらさないことが鉄則です。

天然素材の洗剤も界面活性剤。天然だからと安心はできない

家事をするときは、様々な洗剤を扱います。手袋をして洗剤を扱えばどんな洗剤も手につくことはないので安心ですが、天然素材の洗剤だからと、安心して素手で触っている場合があります。

汚れを落とす洗剤は、天然であろうと合成であろうとすべて「界面活性剤」という成分です。界面活性剤とは、水分と油分の仲立ちをするような性質があり、皮膚に触れば皮脂を浮かせて水分と混ぜる作用があります。

つまり、純石けん成分で作られた石けんや、台所洗剤、洗濯石けんもすべて油分をはがす作用があるのです。

合成洗剤と比べると、脂をはがす作用が弱いものもありますが、手肌に直接触れると皮脂を奪われますので注意が必要です。

手荒れの意外な原因「ストレス」

日常生活で保湿に気を付けていても、強いストレスにさらされていると手荒れとなって出てくることがあります。手荒れが急にひどくなるのは、ストレスが原因かもしれません。なせ、ストレスが体を傷つけてしまうのか次項で詳しく解説します。

強いストレスが自律神経の働きを悪くして免疫機能が弱る

日頃から、空気中には細菌やウイルス、PM2.5などの体に害を及ぼす物質がたくさん存在していますが、体内の免疫機能が正常に働いているので病気にならずに済んでいます。

免疫機能を正常に保つには、自律神経が正常に働いていることが重要です。日中に活発に活動するために、交感神経という自律神経が優位になり、血圧の上昇や血液を脳に集めたりしていますが、夜間リラックスしていると副交感神経という自律神経が優位になって、体の回復を図ったり、内臓機能を高めたりしているのです。

適度なストレスであれば、問題がないばかりか、集中力が増したりいい方向に作用しますが、過度なストレスは自律神経の働きを乱し、副交感神経の作用を妨げてしまうのです。

副交感神経がきちんと作用しなくなると、体の回復力が弱まり、免疫機能を正常に保つことができなくなります。

強いストレスが長期にわたって及ぶと、知らず知らずのうちに身体にダメージがたまっていることになるのです。

自律神経を回復させるにはリラックスする環境を整える

体内の回復力を高めるためには、自律神経の働きを整えることが大事だということがわかりましたが、具体的にはどのような対策をとればいいのでしょうか。

リラックスすることが大事ですが、しっかりと休むためには運動が効果的です。ここちよい疲れを感じると、食事もすすみますし、なにより質の高い睡眠をとることができます。

何かに過敏になってぐっすり眠ることができなければ、体内のリズムは整いません。

日中に運動して、日が落ちたら疲労を感じて眠る、という当たり前の生活習慣を取り戻すことは、肌だけでなく内臓の若返りにも有効です。

生理前は乾燥しやすいし、女性ホルモンは乱れやすい

手荒れを繰り返す人の中には、生理前に荒れる、ということが見られます。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステン(黄体ホルモン)の二つのホルモンが大きく作用しています。

女性ホルモンは、本来妊娠に備えるために働くのですが、エストロゲンは子宮や卵巣以外にも、皮膚や粘膜、筋肉や骨、胃腸自律神経、脳などに働きかけることがわかっています。

生理の終わりがけから、排卵するまでの約2週間はエストロゲンの分泌が盛んに行われます。この時期は肌に潤いがあり、ツヤツヤになりますが、排卵が終わって生理前までの時期にはエストロゲンが減少するので、皮膚をはじめ、様々な不調が現れやすくなるのです。

ちなみに、肩こり頭痛、イライラなどが起こるのも黄体ホルモンであるプロゲステンが増え、エストロゲンが減少するためです。

生理前は豆乳で調整できる?女性ホルモンとの付き合い方

女性ホルモンの働きによる体調の変化は、ある程度仕方がないものです。カレンダーを見ては、そういう時期が来た、とあきらめて睡眠をたっぷりとったり、休養や気分転換でイライラ対策をするもの効果があります。

また、生理前の1週間くらいだけ豆乳を飲むのも効果があります。

豆乳には「イソフラボン」という成分が入っていますが、イソフラボンはエストロゲンと似た働きをします。

薬ではないので、効果は個人差がありますが、月経前症候群(PMS)がずいぶん楽になった、という人もいるので、生理前に肌荒れを起こしがちな人は試してみる価値はあります。

ただし、豆乳を飲む時期を生理前と限定しておいた方がいいでしょう。人の体は環境に適用しようとする恒常性があり、豆乳の成分に体が慣れてきてしまうのです。

よって、豆乳を毎日飲むのではなく、生理前の1週間に限定することで効果が得られるのです。

手荒れは、慢性化すると痛みやかゆみで眠れなくなることもあります。短期間で治すにはこまめにクリームを塗りなおしたりするなど、手間がかかりますが、長引かせないためには保湿が一番重要です。

また、手荒れには、生活リズムや女性ホルモンの乱れが隠れています。不摂生を続けていると、内臓にも害を及ぼしかねないので、手荒れを体からのSOSと思って、生活リズムの見直しをしてみましょう。

秋から冬にかけて、手荒れで毎年困っている人は、騙されたと思って睡眠時間をたっぷりとってみてください。手荒れだけでなく、全身の修復は、睡眠時間に行われています。もちろん、寝る前の保湿も忘れずにしてくださいね。


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