これなら続く!ココナッツオイルで乾燥肌ケア

ダイエットに効果があることで、またたく間に広がり大人気になったココナッツオイルですがカサカサ乾燥肌に悩んでいる方にこそ、ぜひ使ってもらいたいオイルです。

乾燥肌は体質や遺伝もありますが、加齢により代謝が低下することで悪化することがあります。
ココナッツオイルは肌を弱酸性に保ったり免疫力を高めたりする成分を大量に含んでいて、ぬっては保湿クリームとして、食べては代謝の改善に一年中使うことができます。

また、ココナッツオイルは防腐剤なしでも酸化しにくいという特徴があり、添加物の入った化粧品は使いたくないといった自然派志向の方におすすめです。

手軽に使えてしかも安全なココナッツオイルの魅力をご紹介します。

もくじ

ココナッツオイルの成分と特徴

ココナッツオイルはココヤシからしぼりとられたオイルで、主にフィリピンやタイなどの南国で栽培されています。

ココナッツオイルには飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)が92%含まれています。
私たちが普段料理に使っている油の種類は、おおまかに「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」にわけられます。

飽和脂肪酸は主にバターやラードなどの動物性油脂に含まれていて、食べ過ぎると太ったり、動脈硬化の原因になったりします。
不飽和脂肪酸は植物性の油脂や魚の油に多く含まれていて、悪玉コレステロールを減らし、心筋梗塞を予防する効果があります。

「不飽和脂肪酸」は血液サラサラに、「飽和脂肪酸」は肥満や血液ドロドロになるといったようなイメージが定着してると思います。

ココナッツオイルは、植物から搾り取られた油ですが飽和脂肪酸に分類されます。
しかし、他の動物性油脂とは違い、食べても身体にたまらないオイルなのです。
秘密はココナッツオイルに含まれるもう一つの特徴である「中鎖脂肪酸」にあります。

中鎖脂肪酸成分が身体の内側から働きかける

脂肪酸は、おおまかにいうと長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸の三つに分けられます。
ココナッツオイルは「中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)」という構成をしています。

多くの植物油は「長鎖脂肪酸」の構成ですが、この二つを比べると中鎖脂肪酸の方が4倍の速さで消化吸収され、10倍の速さでエネルギーになるのです。
中鎖脂肪酸が燃焼するときに長鎖脂肪酸も道づれに燃焼し、体脂肪が減少するのでダイエットに効果的なのです。

また、中鎖脂肪酸は肝臓で分解されてケトン体が生成されます。ケトン体の主成分がガンや脳こうそくの原因と言われている活性酸素などフリーラジカルを除去し、身体のサビを防ぎます。

母乳と同じ成分「ラウリン酸」が免疫・保湿機能をアップする

ラウリン酸はココナッツオイルの約半分近く含まれている成分です。
ラウリン酸の主な効能

・皮膚を弱酸性に維持する
・免疫力や抗菌力をアップさせる
・病原菌が入ってくるのを阻止する
・紫外線をブロックする
・長時間保湿力を維持する

ココナッツオイルは年齢を重ねることで落ちてくる代謝を補い、新しい細胞への生まれ変わりをうながします。
体内の血行がよくなり、肌が内側からうるおうのです。

肌につけて外側から保湿する

ココナッツオイルを肌につけるときに効果的な方法をご紹介します。
保湿効果が高く、つけごこちはベタつかないとしっとり感で顔はもちろん、髪や手足など全身のケアにこれ一つでよく、とても経済的です。

顔に使うとき、体に使うときの適量

■体に使うとき
手足など身体に使うときは、一回につきティースプーンに半分~1杯分程度の量をすくって、手のひらで伸ばしてつけてください。
気温が低い時期のココナッツオイルは固まっていますが手に取った瞬間からすぐに溶け始めます。
吸収が早いのでべたつく感じはなくて、ほどよくシットリしてきます。
かかとやヒジなどの角質層が厚い部分にはたっぷりと塗りこみましょう。

■顔につかうとき
ココナッツオイルは最初に顔にぬると、つけすぎることがあります。
先に手足や首にぬって、手に残った分でほほ、目元、口元などの乾燥しやすいところへつけると適量になり肌あたりが重くなりません。
顔にぬるときは力をいれずに指の腹で軽く押さえてポンポンとつけるのが効果的です。
ココナッツオイルは吸収が速いので、あまり伸びを感じないかもしれませんが、顔にぬるときは引っ張ったり伸ばしたりしないようにしましょう。
顔の皮膚を伸ばすと、たるみやシワの原因になるからです。

ほほの広い範囲に使うときでも無理に伸ばさず、指先で丁寧にプレスします。足りなくなったら指先に少しずつつけましょう。

ココナッツオイルだけ使う?化粧品と併用する?

その日の肌のコンディションを確認しましょう。乾燥が特に気になる個所があれば、ココナッツオイルをポイント使いします。肌の状態がよいときは基礎化粧品の最後に使うと調子を維持することができます。
ココナッツオイルはリップクリームやハンドクリームとしてもおすすめです。100円ショップのケースなどに小分けして持ち歩くといつでも使えて便利です。

お手入れの最後にココナッツオイルをプラスすると一日中渇きにくい状態になりますし、皮脂が十分だとファンデーションのノリが抜群によくなり、化粧直しの回数も少なく済みます。

基礎化粧品と一緒に使うときは順番が大事で、粘度(液体のねばり)が軽いものから重いものへと順につけるのが基本です。
洗顔→化粧水→乳液→美容液(オイル使用時はつけても、つけなくても可)→ココナッツオイルの順番でつけると化粧水や美容液の浸透、オイルによる保湿がうまくいって肌がきちんと整えられます。

メイク落としに使える?適量は?

ココナッツオイルでクレンジングする場合、軽いファンデーションやBBクリームくらいだったら大丈夫、という説があります。
ただ、アイメイクなどの濃いポイントメイクは落としきれずに肌にのこってしまい色素沈着の原因にもなるので、専用のリムーバーを使いましょう。

ココナッツオイルの浸透力を考えると、毎日クレンジング代わりに使うのはよくありません。
市販のクレンジング剤と比べると、メイクや汚れを浮かして溶かす力は劣りますし、メイクや汚れが一緒に肌へ浸透してしまう心配もあります。
そもそも拭き取るときに肌に負担がかかることはよくありません。余談ですが、市販の拭き取るタイプのクレンジングは手軽ですが、肌への負担はかなり大きいということを知っておいてください。

ココナッツオイルは効果がハッキリわかっている保湿用にだけ使うようにし、どうしてもクレンジングとして使いたい時は、メイクが浮きやすくなるようにたっぷり使うようにしましょう。

ココナッツオイルを使ってはいけない部位は

ココナッツオイルを保湿クリームとして肌へ塗るときは、Tゾーン、鼻などの皮脂腺の多いところを避けます。皮脂腺が多いところは基本的に油分の分泌がさかんなので乾燥肌の人でも毛穴が詰まりやすくなっています。

朝も夜も使って大丈夫。ココナッツオイルには紫外線防止効果も

保湿クリームは夜お風呂上りにぬるものというイメージがありますが、ココナッツオイルは朝にぬっても大丈夫です。
オイル+日光というと、こんがり日焼けしてしまいそう、と思ってしまいそうですがココナッツオイルに含まれる「ラウリン酸」には紫外線防止効果があります。
ココナッツオイルを朝にぬると、通勤時の紫外線防止にもなりますし、オフィスで乾燥しがちな肌を保湿する効果もあります。
ただし、野外でのレジャーではSPFの数値が高いUVカットファンデーションや日焼け止めを使いましょう。
野外でレジャーを楽しむ時と通勤時とでは浴びる紫外線の量が全然違いますし、朝から晩まで一日中紫外線防止効果が持続するわけではないので注意が必要です。

もし日焼けしてしまったときは、ココナッツオイルでアフターケアをすると、ほてりや紫外線による乾燥を防いでくれます。

ボディマッサージすると保湿効果アップ

ココナッツオイルでボディマッサージをすると、血行がよくなり保湿効果がアップします。
単品で使っても、保湿効果はありますが、オイルをブレンドをすると他のオイルの効果も取り入れることができます。
ココナッツオイルにブレンドするのにおすすめは「スイートアーモンドオイル」です。

スイートアーモンドオイルは肌によいビタミンEが豊富で、肌を柔らかくし保湿作用をアップさせてくれます。
酸化しやすいのが難点ですが、ココナッツオイルと混ぜることによって、酸化防止になります。

ヘアケアにも使える・フケが気になるときには頭皮にぬると効果的

ココナッツオイルはヘアオイルとして使うとパサパサした髪がさらっとまとまりのある髪になります。

フケや頭皮の乾燥が気になる人は、シャンプー前にココナッツオイルで頭皮マッサージやタオルで蒸したりするのがおすすめです。
髪につけたときにココナッツの香りがしますが、5~10分くらいでほとんど消えてしまうので、香りがあと残りする心配もありません。

お風呂に入れるときの使い方

ココナッツオイルをバスオイルとして使うときは湯船にティースプーン1杯が適量です。入れすぎると風呂釜をいためることになるので注意してください
バスオイルとして使うことで背中やお尻などの塗りにくい所にもしっかり届くので効果的です。

またココナッツオイルの保温効果でお湯がさめにくくなりますし、さわやかなココナッツの香りでリラックスもでき、熟睡することができます。

食べて内側から体質改善

乾燥肌を治すことは簡単ではなく、ココナッツオイルを肌にぬって保湿をこころがけても、体の中の機能がうまく働かないと乾燥を繰り返してしまいます。ココナッツオイルは食べることで良い効果をもたらしますので1日に1回は食べて体の内側から変えていきましょう。

便秘で困ってる人におすすめ

ココナッツオイルの主成分であるラウリン酸は、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を改善させるという効果があります。

便秘だけでなく乾燥肌のためにも腸内環境を整えることは大事です。なぜかというと、本来肌に必要な栄養分が肌の末端までいきわたることで肌全体の調子がよくなるからです。

ココナッツオイルの食べ方

ココナッツオイルは独特の香りがあるので、炒め物などの料理に使うよりは飲み物に入れる方が手軽に取り入れやすいでしょう。コーヒーや紅茶ににティースプーン半分~1杯分を入れてそのまま飲みます。
最初は油が浮いてくるので見た感じがあまりよくありませんが、飲んでみると香りもさわやかでほんのり甘味があります。
家庭用、職場用にそれぞれココナッツオイルを常備しておくと便利です。

ココナッツオイルは20℃以下では冷えて固まるので、飲み物に入れるときは必ず温かい飲み物に入れてください。
味や香りになれてきたらドレッシングと混ぜてサラダにかけてもいいですね。

1日の適量はティースプーン3杯程度です。ココナッツオイルのカロリーは1日分(大さじ1程度)で約120キロカロリーですので摂りすぎには注意してください。今までにとっていた油脂を大さじ1杯分減らしてくださいね。

ココナッツオイルの簡単おいしいレシピ

・熱に強いココナッツオイルなので、ハチミツと一緒にトーストにつけて焼くとハワイアンな味を楽しめます。
・バナナにココナッツオイル、砂糖、シナモンをかけてフライパンで焼くだけ。焼バナナは簡単でおいしく子どものおやつにもおすすめです。
・ココナッツカレーは子どもに大人気です。ココナッツオイル大さじ1杯をフライパンに入れて鳥ミンチを炒めます。
ナスや玉ねぎなどの野菜もココナッツオイル大さじ1杯で炒め、ミンチと合わせて水300CCを入れて煮込みます。最後にニンニク、ショウガ、カレールーを入れるとできあがり。調理時間も短くてできるので手軽に南国風味のカレーが味わえます。

かゆみや吹き出物に効果

乾燥しているのに吹き出物に悩んでいて何を使っていいかわからない、といった人にも抗菌力と保湿力を兼ね備えたココナッツオイルをおすすめします。

乾燥によるかゆみに使いやすい

ココナッツオイルには皮膚を弱酸性に維持する効果、免疫力や抗菌力をアップさせる効果があるので、乾燥によるかゆみの症状が改善されます。
乾燥がひどい肌のかゆみは本当につらいですし、かゆいのは痛いのよりガマンできないものですが、ステロイドで治まらなかったかゆみがココナッツオイルで軽減したという例もあります。
体内からも、肌の表面からも同時に改善できるので早く効果を実感できます。
ただし、個人差がありますので肌がぴりぴりしたり、赤みがでてしまった場合は無理をせずに使用を中止してください。

保湿してニキビや吹き出物を改善

肌の乾燥はニキビや吹き出物の原因の一つです。
ココナッツオイルは、乾燥を防いで抗菌作用・抗炎症効果でニキビや吹き出物を抑えます。ニキビや吹き出物を繰り返しにくい肌へと改善します。
洗顔したあとに、指先にココナッツオイルをつけて指の腹でやさしく患部につけてください。

ココナッツオイルを選ぶときのポイントと注意点

色々なメーカーから発売されているココナッツオイルですが、買う前にこれだけは知っておいてほしいというポイントがいくつかありますのでチェックしてください。

同じヤシ油と表記されているけどココナッツオイルとパームオイルは別物

ココナッツオイルは、別名「ヤシ油」と呼ばれていますが、パームオイルも「ヤシ油」と呼ばれているので間違えないように注意しましょう。
ココナッツオイルの原料はココヤシですが、パーム油の原料はアブラヤシで、成分も全然ちがいます。

食用、肌用ともに栄養豊富なバージンオイルを選ぶ

おすすめは「バージンオイル(もしくはエクストラバージンオイル)」と書いてあるものです。
コールドプレス(低温圧搾)で抽出され、添加物が加えられていないものは、ココナッツの酵素を摂ることもでき、食用・肌用の両方に使うことができます。

食用として売られているものの中には「精製・漂白」されているものがありますが、精製されているオイルを肌へつけるのはやめましょう。
精製されているものはココナッツ特有の香りが抜けているので、香りが苦手な方には食用として精製済みの方をおすすめします。

保存方法と消費期限

ココナッツオイルは酸化に強いオイルで防腐剤は入っていませんが、未開封で2年、開封済みでも1年は使うことができます。保管するときは、水などが入りこまなようにしっかりふたをして常温で保存してください。

ココナッツオイルは約20℃以下になるとバターのように白っぽく固まってきます。
20℃前後だとクリーム状、25℃以上だと透明な液体になりますが、固まっていても手に取ったり、温めるとするっと溶けて透明な液体になります
気温によってころころと変わりますが何回変わっても品質が落ちることはありませんので安心して使えます。

肌がかぶれやすく、弱い人はパッチテストをしてから使おう

ココナッツオイルは敏感肌にも使えますが、まれにかぶれてしまう人もいます。
肌が弱く、かぶれやすい人はぬる前にパッチテストを行ってください。

パッチテストとは上腕の内側、柔らかい部分に薄くココナッツオイルをぬりつけて24時間腫れなどがないか様子をみることです。赤みや腫れなどの異常がでたら使用は中止します。

これ1つで乾燥肌を改善するだけでなく健康を維持するココナッツオイル

ココナッツオイルは、ダイエットやスタイルアップの効果が広く知られていたと思いますが、乾燥肌対策にも十分活躍してくれることがお分かりいただけたと思います。
これ一つで腸内環境を整えて体の中から外までキレイにしてくれ、子どもからお年寄りまで家族で取り入れることができる万能オイルです。

毎日のくらしに取り入れ、乾燥肌の改善だけでなく健康維持にも役立ててください。
ココナッツのアロマで癒されながら、じっくりスキンケアを楽しんでくださいね。