体質だけじゃない!乾燥肌の原因は90%が食生活と生活習慣

肌がカサカサと荒れてきたとき、表皮だけケアしていませんか?

保湿クリームをぬったり、美容液を付けたりすると一時的には良くなりますが、手や足も乾燥しだし、お手入れを忘れると次の日はすぐにガサガサに戻ったりします。

身体の内部はホルモンバランスの変化や、食生活、生活習慣の乱れで調子が狂うと肌に現れます。無理を続けると肌は荒れたままになるので、いくら表面だけをケアししてもキリがありません。

身体の中から調子を整えると、乾燥肌は落ち着き、急にガサガサするようなことはなくなってきます。

健康な肌と乾燥肌の違いとは



健康な肌は、ハリやツヤがありしっとりとしています。新陳代謝が周期的にうまく行われていると、キメが整い潤いを保つことができます。

新陳代謝は年齢を重ねると徐々に遅くなる傾向があります。20代で28日かけて生れ変わっていた表皮は、40代になると40日くらいかかるようになります。

年齢を重ねることで、たるんできたり肌が衰えることはやむ負えませんが、それでも健康であれば保水力をキープすることができますし、ハリやツヤもなくなりません。

一方乾燥肌は、保水力がないのでキメがバラバラです。肌がたるみやすいのはもちろん、代謝が乱れるので古い角質層がいつまでも残っていたりして、シミやシワができやすくなるのです。

乾燥肌の人は、健康な肌の人に比べると老けて見られがちです。

また、アレルギー体質の人が乾燥肌になると、かゆみやくしゃみなどのアレルギー症状が起きやすくもあります。

健康な肌と乾燥肌では、見た目も調子も大きく違ってくるのです。


乾燥肌の原因になる食生活と生活習慣とは



どうして乾燥肌になってしまうのでしょうか?乾燥肌になる要因は、紫外線や空気の乾燥などの外的な要因と、食生活や生活習慣の乱れなどの内的な要因があります。

乾燥肌の外的要因


・紫外線

・季節やエアコンによる湿度の低下

・水分補給重視のスキンケア

化粧水をたっぷりつけても、蒸発すると同時に肌の表面に残っている水分も一緒に飛ばしてしまいます

・濃いメイクと強い洗浄力のクレンジング

落ちにくいメイクはそれ自体が刺激にもなり、クレンジングするときにも摩擦が増えて肌への負担が大きくなります

・頻繁にマッサージをおこなう

肌への摩擦は負担が大きく、力を入れすぎると肌がたるむ原因にもなります。

乾燥肌の内的要因


・加齢

年齢を重ねることで新陳代謝が低下し、肌表面の保水力が落ちます

・ストレス

イライラや対人関係の悩みは、血流や免疫機能の低下など身体へ大きな影響があります。

・睡眠不足、昼夜逆転

・タバコ、飲酒

・生理不順、月経前症候群

・運動不足

・冷え性、長時間の事務作業

身体を動かす時間が少ないと、血行不良などをひきおこします。

・偏った食生活、ダイエット

サラダなどの生野菜はビタミンを壊さずに摂れるのですが、生で食べる分大した量がとれません。また、炭水化物を避けるダイエットがありますが、同時にたんぱく質の摂取量も下がり、皮膚を再生するのに必要な量がとれていないことも。

・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患

ざっとあげただけでも、以上のように現代生活では当たり前のさまざまな日常が乾燥肌の原因になっています。

乾燥肌の対策として日焼け止めをつけたり、保湿クリームをぬったりとまず外的な要因解消しようとするのが一般的ですが、実は内的な要因も同時に改善したほうが効果があがりやすいのです。

ですが、一度に何もかも改善しようとすると、それ自体ストレスになってしまいます。できることから少しずつ改善していきましょう。


食の欧米化に体が追い付かないことで起こる弊害とは



ここ数十年で、日本人の食生活は劇的に変化しました。一言でいうならば、食の欧米化です。

油を使うメニューや、砂糖や動物性脂肪がたっぷりのホイップを使ったお菓子など、それまでの暮らしになかった食事が増え、摂取する量が多くなることで、受け取る体内での消化吸収が限界をオーバーしてしまいます。

油脂を多くとりすぎると肥満の原因になることは周知の事実ですが、肥満以外にも細胞膜を破壊する物質を分泌したり、肌にまで影響がでてくるのです。

これまで日本人は脂肪の食事をとっていた歴史がないので、欧米人が持つ消化酵素と違い、消化のプロセスがうまくいきにくいのです。

もし乾燥肌からかゆみまで発生している場合などは、食を見直しましょう。かゆみ止めだけつけても対処療法でしかなく、原因は放置したままになってしまいます。

てっとり早い食事の改善は、和食に切り替えることです。油を少なくし、れんこんやゴボウなどの歯ごたえのある根菜をよく噛んでたべることで、食への満足度が増します。野菜は、サラダではなく煮物やお浸しなど量をとれる調理にしてたくさん食べるようにしましょう。

たんぱく質は、油分の多い肉を控えめにして、魚やササミなどを調理しましょう。大豆製品も、美肌にはかかせない食材です。

また、間食も油分や糖分を控えたものにすると良いです。ペットボトルの炭酸飲料には、スティックシュガーに換算すると20本以上の砂糖が含まれています。糖分の摂りすぎも、細胞膜の状態によくありません。

和食に切り替えることで、体内の内臓脂肪も減らすことになり、体への負担を大きく減らすことができます。


睡眠不足で運動不足を続けると肌はゆっくりと乾燥傾向に



睡眠は、日常生活で非常に需要な要素です。肌の生まれ変わりに重要な成長ホルモンは、睡眠中に脳内で分泌されますが、時間帯はきまっていて、夜10時から深夜2時の間に分泌されます。

成長ホルモンが分泌されることにより、ターンオーバーを開始しはじめるので、毎日の睡眠リズムが崩れると細胞分裂のリズムが崩れてしまうのです。

お肌のゴールデンタイムである10時から深夜2時までの4時間を核にしっかりと睡眠時間を確保しましょう。

また、運動も新陳代謝を活発にするための大切な要素です。汗をかいて血行を良くすることで、血中の酸素や養分が全身にいきわたり、肌の再生をサポートします。

一年を通して続けられる運動を見つけましょう。無理なく、楽しくできるような運動が一番です。

20歳を過ぎると、10代の頃にあった身体の成長がなくなるので、なにもしないままだと必然的に新陳代謝が落ちていきます。表皮への油分やセラミドなどの水分を保持する分泌も低下するので、年々乾燥傾向になっていきます。

表皮の乾燥傾向はなだらかであるので、気づきにくいのですが、女性は妊娠や出産などの出来事でホルモンのバランスが変化し、一気に変化することもあります。

肌の老化も乾燥の原因。20歳から始まる変化とは?



肌は日々老化していますが、成人の肌乾燥は老化の一部と考えられます。

体が老化するということは、新陳代謝が低下すること、正常な肌に含まれる水分、油分、弾力のもととなるコラーゲンが減少するということと同じことなのです。

人間は産まれた瞬間から、老化に向かっているのですが、同じ年齢でも印象がずいぶん違う人があることも事実です。

それは持って生まれた個人差によるところもありますが、生活習慣、食生活の習慣の違いも大きなものなのです。

生活習慣、食生活を改善しただけで、体内年齢やひいては肌年齢も若返ることが可能です。


食と生活を改善したら体内年齢は実年齢よりも若くなる



体内年齢という言葉を聞いたことがありますか?

一般的に体内年齢とは、個人の基礎代謝を基に算出する年齢のことですが、基礎代謝は「体組成計」で測定することができます。

体組成計で測定する体内年齢は、身長、体重、年齢、筋肉量、脂肪量などを測定した結果から平均の代謝量を表示していますが、生活習慣をチェックするだけでもざっくりと体内年齢を調べることできます。

次にあてはまる数を数えてください


1.顔色が悪い


2.実年齢より老けて見られることが多い


3.疲れやすい


4.お通じが週に5回以下


5.肩こりや腰痛などを感じる


6.階段を登ると息切れがする


7.いつも手足が冷えている


8.甘いものを良く食べている


9.野菜を摂る量が少ない(1日300g以下)


10.魚より肉を良く食べる


11.週に4日以上酒を飲む


12.加工食品(ハム、ベーコンなど)を良く食べる


13.夜遅くまで起きている


14.睡眠時間は6時間以下


15.今ストレスを感じることが多い


16.タバコを吸っている


17.水分はあまりとらない

いかがでしたか?


チェックの数が5個未満であれば、体内年齢は年相応であるか、-5歳くらいと推定されます。

チェックの数5~9個であれば、体内年齢は+5歳~10歳です。内臓に負担をかけ気味です。

チェックの数が10個以上であれば、体内年齢は+10歳以上。


肌あれはもちろん、内臓も痛んでいる可能性が高いです。

生活習慣は、上記チェックの逆のことを行えば、すぐに改善することができます。


今日からできることをはじめて、ストレスにならないくらいの程度に改善しましょう。内臓の働きが良くなれば、肌の調子は必ず上向きます。

腸が正常に機能することが、肌だけでなく体調も気分も整える



人間の体は、食べたもので作られています。皮膚も骨も食べ物から必要な栄養素を取りだして新陳代謝されているのです。

ところが、どんなによい食べ物でも消化や吸収がうまくいっていないと栄養として使われることがありません。消化吸収を行う胃腸を整えることが重要です。

漢方では「肌は内臓の鏡」といい、内臓の不調が肌に現れるのです。食べて出すプロセスのどこかがうまくいっていない人はとても多く、女性は便秘で悩んでいる人も多いです。

便秘をしていれば、発行中の生ごみを体内に持っているようなもの。胃腸の調子を整えるためのポイントをご紹介しますので、薬に頼らなくても便秘、胃もたれ、胃痛など胃腸のトラブルがなくなるよう、食生活を改善しましょう。


胃腸力アップ1.腹八分目で食べ過ぎない



食べ過ぎると消化に時間がかかったり、血液が胃腸に集中したりと身体への負担が大きくなります。

腹八分を心がけ、量を抑えることが重要です。どうしてもたくさん食べたい誘惑に負けそうな人は、歯ごたえ、かみごたえのある根菜を食べてみてはいかがでしょうか?

よく噛むことで消化もアップしますし、食べた満足感があります。


胃腸力アップ2.温かいものを食べる



夏場など、冷たいものを食べ続けると夏バテを感じやすいように、冷えた食べ物は胃腸へ負担がかかります。温かいものを食べることで、胃腸はより活発になります。

また、サラダなど生ものを食べることが多い人も、すこし温野菜のサラダに変えてみるなど、なるべく温かい料理を食べるようにしましょう。


胃腸力アップ3.旬のものを食べる



旬の食べ物は、その時期に必要な栄養素が多く含まれています。秋のサンマは冬に備える脂が、夏は水分を出して熱を取るトマトやキュウリなどです。

旬の食べ物は、香りもよく食欲をそそります。


胃腸力アップ4.もたれるものは控える



唐辛子がたっぷりの中華料理、韓国料理、油がたっぷりのフランス料理など、消化に時間がかかり、胃腸に負担がかかります。特に油ものを採りすぎることは、消化するのにいろいろな器官から分泌物が必要で、年を取って「たんのう」などの病気にかかったりすることもあります。


胃腸力アップ5.食べ合わせに気を配る



油っこいものには大根おろしやパイン、などといったように消化を助ける食べあわせを心がけると、胃腸の負担を減らすことができます。

注意してほしいのは、生のものでないと消化酵素は働かない、ということです。60℃以上の熱で過熱を行うと、消化酵素は死んでしまいますので気を付けてください。


胃腸力アップ6.同じものを食べ続けない



気に入ったからといって毎日同じフルーツを食べたり、うどんばかりたべたり、など似たような味のものばかり食べないようにしましょう。栄養のバランスが悪くなり、肌の調子が落ちて乾燥だけでなく湿疹になったりします。


胃腸力アップ7.食べた後は軽く運動



食後は散歩したり、軽くストレッチをするなど身体を動かすことがおすすめです。食べてすぐねると牛になる、と昔から言われていますが、これは理にかなったことわざで、食後すぐの仮眠は、胃腸に大きな負担がかかりよくない習慣です。


表皮を今すぐ保湿するため、本当に必要な基礎化粧品とは



体内の改善をすることの重要性がわかったところで、表皮の保湿についても少しだけお話しします。

表皮の保湿といえば、化粧水をたっぷりつけてクリームでしっかり保湿、時々美容液を足しましょうなどというのが一般的に言われていますが、本当に肌に水分を戻したければ、化粧水はほんの少しでいいか、もしくはつけなくてもかまいません。

肌の中の水分を保持するのは「セラミド」が80%の役割を担っています。保湿したければ「セラミド」を補わなくてはなりません。

また、セラミドには種類があります。セラミド〇の、〇の部分に数字がはいって区別されますが、乾燥肌に特におすすめなのはセラミド1、セラミド2、セラミド3です。

化粧品の成分一覧に上記のセラミド表示のある「美容液」を選んで、洗顔後につけましょう。

乾燥がひどいときは美容液の後に、セラミドが入ったクリームをつけます。化粧水をたくさんつけると、水分が蒸発するときに、もともと皮膚に存在していた水分も道連れに蒸発してしまいます。

本当に必要な基礎化粧品は「セラミド美容液、セラミドクリーム」であることを覚えていてください。


多くの化粧品が有効成分を肌の真皮まで届けられない



乾燥した肌に不足している弾力や保水力を補うために、表皮には化粧品、食べて体内からコラーゲンといろいろな選択肢がありますが、あなたが手にした化粧品や健康食品は、体内で有効でしょうか?

化粧品では、肌のバリア機能があるので、なんでも簡単に通ることはできません。特にコラーゲンは分子の大きさが非常に大きいので真皮まで届くことはありません。

飲むコラーゲンにしても、胃の中で分解されますが、元のコラーゲンに再生されるわけではありません。コラーゲンを体内で生成するためにはアミノ酸を摂る必要があります。

ですので、コラーゲンを食べるよりもコラーゲンの原料であるアミノ酸をとることの方が重要です。

肉や魚などのたんぱく質を食べると、体内でアミノ酸が生成されます。また、アミノ酸が生成されるためにはビタミンCの作用が不可欠なのです。

こう考えてみると、高いお金を出してサプリや健康食品を買うよりも、バランスが良い食事を心がける方が効率よく肌を再生することがわかります。

化粧品に関してはナノ技術やカプセル技術が進化しているので、納得がいくような商品を選ぶことが重要です。

いずれにしても、商品を使ってみて効果を感じられなければさっとやめる勇気が必要です。



乾燥肌になってしまう原因は日常にあふれています。

現代ではPM2.5などの大気汚染などの、生活習慣を改善しても心配な要素がありますが、内臓の機能、とりわけ腸内の環境を整えることで、体内に有害な物質を排除することもできます。

普段の生活を少しだけでもいいので改善するように心がけると、5年後10年後の肌の状態だけでなく、体の調子もキープすることができるのです。